……また甘いもの食べているのか?」

ルルが呆れたように私のことを見る。

「だって…美味しいんだもの。ルルも食べる?」










甘いもの










私は最近発売したばかりのチョコレートを口に入れる。



だって美味しいでしょ?
甘くて、食べると幸せな気分になるの。



「だからといってそんなに毎日甘いものばかり食べて飽きないのか?」

「うん、飽きないよ?」



同じ甘いものでも味が違うじゃない?
少し甘さ控えめなものもあればすごく甘いものまで。
毎日違う甘さを味わうことができるなんて幸せだと思うの。



「そんなに甘いものばかり食べて太らないのか?」



私はルルの言葉に胸がグサっときた。
最近ちょっと太ったかなって自分でも思える。
ダイエットしたほうがいいのかなぁ?と思うけど…甘いものをやめることなど私にはできない。



「ちょっと……太っちゃったかも…?」

「はぁ…少し甘いものを食べるのをやめたらどうだ?
 甘いものばかり食べたって、虫歯や糖尿病になるだけだろう」



今日のルルのお言葉は少し(?)私のココロにグサグサくるものばかり。
いつもそんなこと言ってこないのに…。



「でも…私、甘いものがないと生きていけないよぉ……?」



うん、これは本当かも。
甘いものがないと私、ある意味死んじゃうかもしれない。



「なら、お菓子よりも甘いもので我慢すればいいんじゃないのか?」



う〜ん…ルルは簡単に言うけど、お菓子より甘いものってあるのかな?



「お菓子より甘いものってあるの?」



じっとルルの顔を見つめていると、ルルはニヤリと微笑む。



「あぁ、もちろんあるが……何だか知りたいか?」

「うん、知りたい」

「仕方がない…、ちょっとこっちに来てくれないか?」



ルルはそう言って手招きをする。
私は素直に傍に行くと、不意に腕を掴まれて抱き寄せられた。



「ぇ?アレ……ルル??」



急に抱き締められたことに驚きを隠せないでいると、ルルがニッコリを笑みを浮かべる。



「お菓子より甘くていいと思う」



そう言い、ルルはそのまま私にキスをした。



「んぅっ……」



最初はただ触れるだけのキスだったけど、しばらくすると深いものに変わって、
息をするのも辛くて、唇を離された時は何だか足に力が入らなくて、ルルにもたれかかるような形になっていた。



「……これがお菓子より甘いものなの?」

「あぁ、そうだが…甘くなかったか?」



ルルは私にそう言い、抱き締める腕の力を少し強める。



……どうなんだろう?
甘かったような気もするけど……でも、すごくビックリしてて甘いとかそういうことを考える余裕がなかったのよね。



「甘かったような…気もするけど、よく分からなかったかな…」



そのことを素直に言うと、またルルの顔が近づいてきた。


「なら、もう一度試してみて甘いかどうかちゃんと確認するんだな」





私は甘いものが大好きなの。

お菓子も大好きだけど……。
それよりもっと甘いものを知りました。

それが何かと言いますと…。



大好きな人とのキスなんです。






































あとがき

 初の主人公視点です。
 そして主人公の設定で新たなこと発覚ですねw
 「甘いものが大好き」な子です。
 大抵の女の子は甘いもの好きですよね?

 名前変換少ないです(;´・ω・`)
 それに短めです。
 でも、甘くしてみました。
 主人公とルルが付き合っている設定です。

 恋人同士のまったりとした時間を書きたいなぁっと思いまして…。
 今日、お菓子を食べていて思いついた作品ですw
 気に入っていただけると嬉しいです。

 ここまで付き合っていただきありがとうございます。
 下にはいつも通りほんのチョコっとオマケが…。
 ルルーシュのボヤキかな?(笑
 ではでは〜♪
   -----20070402-----












































―オマケ―

甘いものばかり食べて太らないのかとオレはに言ったが…。

それは愚問だ。

昔から毎日甘いものを食べているのに、太ることなどなかった…。
むしろ細いと思うほどだ。
本人はアレで太っていると思っているようだが……。



それにしても、の甘いもの好きには困りものだ…。

糖尿病とか悪い病気になったらどうするつもりなんだ!

心配だ…。





これからはオレのキスだけを欲するよう調教するか。






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